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<プロジェクト報告展> 工藝の再結晶―江戸期工人の軌跡を辿った香道具復元制作―


江戸中期の大名調度を現代工人の手で復元制作するべく、2009年冬に若手を中心とした総勢30数名が参加し、プロジェクトが始動しました。復元対象は、宇和島藩伊達家に伝わる「十種香箱」のひとつ『黒塗御紋散梅に竹文蒔絵香道具箱』。このたびの制作を通じて学んだ江戸時代の技と作り手の心、そして試行錯誤を繰り返して完成に至った過程を振り返りつつ、気品ある原品と復元作品をご覧いただきます。

大名調度の繊細さ・美しさ・力強さを、そして日本工藝の底力をご堪能ください。

※本展観覧料は、東日本大震災で被害を受けた文化財修復のための義援金として公益財団法人文化財保護・芸術研究助成財団に全額寄付いたしました。

協力 : 公益財団法人 宇和島伊達文化保存会・石川県輪島漆芸美術館・石川県を主とする工芸家諸氏・香老舗 松栄堂/後援 : 石川県

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