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手仕事ギャラリー
開館20周年記念「紅ミュージアム寿語録すごろく



イラスト・笹井さゆり氏
 
紅ミュージアムは、2025年3月に開館20周年を迎えました。これを記念し、これまで紅ミュージアムで紹介してきた伝統工芸に再び光を当てながら20年間の歩みを振り返る、手仕事ギャラリー 開館20周年記念「紅ミュージアム寿語録すごろくを開催します。
 
紅ミュージアムは2005年3月に、東京・南青山で紅と化粧の歴史・文化を紹介する常設の資料館として開館しました。最後の紅屋「伊勢半」が運営する企業資料館として、江戸時代から守り継ぐ紅づくりの技や紅の文化を発信し、後世へと伝えていくことを使命に、化粧・江戸・技・工芸をテーマにしたさまざまな企画展を開催してきたほか、伝統工芸の技を継承し、未来を担うべく活動する作家や団体にスポットをあてて紹介する「未来の匠」や「手仕事ギャラリー」等の企画、講座やワークショップ、出前授業などの教育普及事業を行ってきました。
本展では、これまでの企画展や「未来の匠」、「手仕事ギャラリー」等を通してご紹介してきた伝統工芸を切り口に、開館からの歩みを43コマのすごろくでたどります。
イベント会場では、よりコマ数が多いすごろくや伝統工芸の技法を紹介するリーフレットを配布します。
 


 
会  期:2025年11月11日(火)~12月13日(土)
開館時間:10:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 :日・月曜日
観覧料 :無料
主  催:(株)伊勢半ホールディングス

※ ご来館前に弊社webサイトにて最新の情報をご確認ください。
 


 
[手仕事ギャラリーとは]
技と日本の伝統を守り伝える伊勢半が、継承の困難な伝統の技を未来へ残そうとする活動や、途絶えた伝統技法の復元に尽力する取り組みを、作品と共にご紹介する企画です。
 


 
【主な展示作品】
すごろくの各コマに登場する作品を一部ご紹介します。
 
<企画展「甦る江戸の化粧道具・板紅」>より
 

「板紅 片身変り小紋」川﨑哲史
 

「源氏物語『花の宴』」向面延雄
 

「黄揚羽板紅」鳥羽雅哉
 
<細工紅を使った木版の紙紅板「ざくろ」を発売>より
 

小町紅 板紅「ざくろ」立原位貫
 
<企画展「華雅かがやきの赤絵細描-九谷赤絵の妙技-」>より
 

小町紅 山水文 福島武山
 
<プロジェクト報告展「工芸の再結晶-江戸期工人の軌跡を辿った香道具復元制作」>より
 

復元制作した「十種香箱」
 
<若手作家とのコラボ「未来の匠」開始>より
 

小町紅 染付金彩菊花文 森奈保美
 
【併催イベント】
■サイコロふってリアル寿語録すごろくツアー
ジャンルを問わず独自の切り口で美術の楽しみ方を発見し、愉快な語りに巻き込みながら紹介してくれるアートテラー・とに~氏をMCに迎え、すごろく対決をします!
サイコロをふって止まったコマからどんなアートトークが生まれるのか? 「あがり」までたどりつけるのか? いざ勝負!
 
日 時:2025年11月28日(金) 18:00~19:00
M C:アートテラー・とに~氏
定 員:15名
参加費:1,000円(お土産付き)
お申し込み方法などの詳細はこちらをご覧ください。
 
【販売のご案内】
■作家×小町紅 コラボレーション作品
各地の伝統工芸作家と紅屋・伊勢半がコラボレーションした小町紅を販売します。丁寧な手仕事で制作された磁器や漆器、彫金作品と、紅花の花びらから抽出した赤色色素・紅が再び共演します。小さな華やぎや、うるおい、楽しみが加わる逸品を、ぜひ貴方の生活に取り入れてください。
 
紅器制作(五十音順、敬称略):
相川志保、岩田俊彦、織田恵美、河田里美、河端理恵子、里美寿隆(平戸嘉久正窯)、関あずさ、竹内瑠璃、たなかふみえ、中里太陽(平戸洸祥団右ヱ門窯)、中島ゆり恵、福本幸(玉泉窯)、吉田純鼓、理節
 
※原則としてご来館者を対象に、会期中通して先着順で販売いたします。お渡しは、会期終了後に紅を刷いた後となります。(2026年1月中を予定)
※上記【主な展示作品】でご紹介した作品は全て非売品です。